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本学教員がサステイナビリティに関する研究で国際的な賞を受賞

この度、本学教員である ジャックリン?コハン(Jacklyn KOHON)助教の発表した社会的な持続可能性(サステイナビリティ)に関する研究が、「On Sustainability Journal Collection」の「On Sustainability International Award for Excellence」を受賞されました。

この賞は、環境的?文化的?経済的そして社会的に持続可能な世界を模索する On Sustainability Research Network に所属する会員が発表した論文のなかで、特に優れたものに毎年贈られるものです。

コハン助教の受賞コメントを紹介します。

コハン助教

私の研究は、社会的なサスティナビリティに関する理論と、持続的な地域社会を形成するために実際に行われている取組とをつなぐことを目的として、都市計画におけるサステイナビリティの各要素の中でもまだ研究が進んでいない社会的な持続可能性について、実事例に基づいた体系化を試みたものです。具体的には、世界の3つの都市(名古屋、デンマーク?コペンハーゲン、米国?ポートランド)での取組をサンプルに、「健康の社会的決定要因(SDH)フレームワーク」という切り口から各取組を分析した研究です。
本フレームワークは、個人と社会とは健全な関係を構築していくべき、という基本思想のもとに設計されたものです。社会的に持続可能なコミュニティづくりの理論と実践をSDHに基づいて体系化することで、社会的な不平等を無くしていくと考えています。
今回このような賞をいただいたことは大変な名誉と受けとめております。私の研究が社会的に健全なコミュニティ構築に役立てられることを希望しています。

 

英文:

This research bridges the gaps between social sustainability theory and actual urban sustainability planning practice in an international sample of three case studies(Nagoya city:?Japan, Copenhagen: Denmark, Portland, United States of America ) while connecting the social determinants of health framework (SDH) as a path forward for guiding social sustainability practice.

Bridging the gap between theory and practice with the SDH framework, which is built on a social justice foundation, supports reduction of structural and contextual inequalities in urban neighborhoods.

It is such an honor to receive this award. I hope this work contributes to building more socially healthy communities around the world.?

 

 

賞の詳細や、コハン助教の受賞論文はOnSustainabiliyの受賞ページからご覧になれます。

https://onsustainability.com/journals/awards