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本学教員と学生の共同研究が学術フォーラムで受賞
この度、本学教員である 中川秀幸(なかがわ ひでゆき)准教授と学生の田中麻琴(たなか まこ)さんが、IDRユーザフォーラム2019(主催:国立情報学研究所)で発表した「歴史保存地区指定と景観の影響-神戸市北野町山本通地区の事例」が「LIFULL賞」を受賞しました。
同フォーラムは国立情報学研究所が「情報学研究データリポジトリ(IDR)」を通して提供している企業保有のビッグデータを利用する研究者の学際的会合で、LIFULL賞は、協賛企業である株式会社LIFULLが選ぶ優れた発表に対して授与される企業賞です。
中川准教授と田中さんは不動産?住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」の賃貸物件データを利用し、神戸市北野町山本通の町並みが歴史保存地区に指定されたことにより発生する修繕?修景に関する規制の影響を明らかにしました。
中川准教授と田中さんの受賞コメントを紹介します。
まず企業の大切な資産であるビッグデータを研究促進のために提供してくださった株式会社LIFULL様に御礼を申し上げます。「LIFULL HOME’S」のデータなしにこのプロジェクトは実現不可能でした。またフォーラムや過去のセミナーで建設的なコメントをくださった方々に感謝いたします。この研究は文化政策?観光政策に対するエビデンスに基づいた評価研究であり、まだ始まったばかりです。今後も有用な政策評価研究を発信していくために研究に邁進していく所存です。
中川 秀幸
この度、国立情報学研究所と企業が関わる会合において賞をいただき大変光栄です。 歴史的な建築?町並みというテーマは、国際教養大学入学前のギャップイヤー活動時から興味を持ち続けてきた分野です。またこの研究には、1?2年次に先輩方から教わった調査法、グローバル?ビジネス課程と留学中に学んだ経済学や統計学、秋田の歴史的町並み保存地区で行った課外活動など、国際教養大学での学びのすべてが詰まっています。このような形で大学生活の集大成を修められたことがとても嬉しいです。また、中川先生のご指導や事務局職員の方々のサポートのおかげで、このような賞をいただけたと確信しております。今回の貴重な経験を忘れず、大学院での研究へつなげてまいります。
田中 麻琴