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私の留学レポート:カナダ?トロント大学 ?中尾 智さん(1)?
国際教養大学では1年間の留学が必須となっています。語学留学ではありません。専門科目を現地の学生と共に履修し、本学での卒業単位の一部として認められる必要がある、「本気」の留学。学生が、それぞれ深めたい学問分野に応じて200ある海外提携大学の中から選択します。この「私の留学レポート」は、今まさに留学中の学生に、現地の様子や留学中の挑戦を、自分の言葉でレポートしてもらう企画です。
今回は、カナダに留学中の中尾 智(なかお さとし)さんのレポートをご紹介します。
こんにちは!グローバル?スタディズ課程の中尾 智です。千葉県出身で2019年春入学、2021年9月からカナダのトロント大学に留学中です。
授業と生活を結びつけ、理解を深めるチャンス
AIUの基盤教育で学んでいたころから、地理学や移民学に興味がありました。カナダのトロントは移民が多い都市として有名です。多様性に満ちた空間で、それらの学問を勉強したいと考えました。トロント大学は地理学や移民学の授業を数多く提供しており、中にはフィールドワークを実施する授業もあったので、教室で学ぶ内容と生活を結びつけながら理解を深められるチャンスだと思い、留学先として選びました。また、北米有数の名門大学であるため、世界中からハイレベルな学生や素晴らしい教授が集まっています。授業内外で積極的に交流し、様々なことを吸収して成長したいと思っています。
移民や地理に関する授業を中心に履修
トロント大学では主に移民や地理に関する勉強をしています。以前から移民がカナダでどのような生活を送り、カナダの経済や多様性にどのように貢献しているのかに興味がありました。実際に私の履修している移民学の授業では、カナダで生活する移民労働者について描いたドキュメンタリーを宿題として視聴し、授業内で学ぶカナダの移民政策などと結び付けてディスカッションをしています。他にも、「Asian Canadian Space & Place」という授業では、トロント市内のチャイナタウンやリトルマニラと呼ばれる地域でフィールドワークを行い(コロナ禍のためオンラインでの実施ですが)、アジア系移民が作り出すエスニックな空間について地理学的な観点から考察しています。
決して英語に「正解」がない多様な街
トロントに来て驚いたことは、いかにこの街が多様性に富んでいて、他者に寛容な人が多いかということでした。住んでいる地域のコミュニティセンターで学生バレーボールの活動に参加した際、人種や性別、出身国や文化の違いを超えてみんなでバレーボールを楽しんでいたのが非常に印象的でした。移民が多く、多様な文化的背景を持った人々が集まっている街なので、それぞれが話す英語には違ったアクセント?発音があり、決して英語に「正解」がないように感じられます。英語の上手?下手は関係なく、相手と向き合い、会話を楽しむ現地の人の姿勢には感銘を受けました。
留学中だからこそできることに挑戦してみたい
留学中だからこそできることに挑戦してみたいと考えています。具体的には、トロント大学内の図書館巡りや近所で味わえる様々な多国籍料理にチャレンジしてみたいです。
トロント大学には3つのキャンパスがあり、なんと合計44もの図書館があるそうです。もちろんすべてを回ることはできませんが、様々な図書館を巡って、お気に入りの図書館を見つけ勉強してみたいです。
またトロントの食文化はとてもユニークで、テイクアウトで様々な多国籍料理店の食事を手軽に楽しむことができます。日本に帰国するまでに10カ国のエスニック料理にトライして、様々な食文化に触れたいです。
その他、これから留学するAIUの後輩や、AIUへの入学を考えている高校生に共有したいこと
留学に行くということについて、ワクワクしつつもとても不安に思う人もいるかもしれません。僕自身、コロナ禍という状況もあって、出発前は不安でいっぱいでした。留学先に来て1カ月半、結論から言えば、おかげさまで楽しく生活できています(笑)。留学先での生活や文化の違いなどに戸惑うときもありますが、AIUでの共同生活や留学生との交流、英語でのディスカッション中心の授業の経験は、留学先でも活きているように思います。確かに留学は大きな「挑戦」ですが、焦らずステップアップしていけば、きっと充実した留学生活が待っているはずです。
国際センターからAIUでは幅広い分野の授業を履修できますが、AIUで興味を持った分野を更に深く勉強したい場合、留学は絶好の機会となります。留学機会をより実りあるものにするため、興味のある授業やフィールドワークを提供する提携大学を早い段階から調べ、できるだけ多くの候補大学を選んでおくと良いですね。