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私の留学レポート:韓国?梨花女子大学 ?魚屋 結香さん(2)?
国際教養大学では1年間の留学が必須となっています。語学留学ではありません。専門科目を現地の学生と共に履修し、本学での卒業単位の一部として認められる必要がある、「本気」の留学。学生が、それぞれ深めたい学問分野に応じて200ある海外提携大学の中から選択します。この「私の留学レポート」は、今まさに留学中の学生に、現地の様子や留学中の挑戦を、自分の言葉でレポートしてもらう企画です。
今回は、韓国に留学中の魚屋 結香(うおや ゆいか)さんのレポート第2弾をご紹介します。
留学してよかったこと、苦労したこと
私は元々、韓国留学に強い憧れを持っていたので、その憧れの土地で生活できていること自体に幸せを感じています。韓国に来た当初は、慣れないことばかりで疎外感を感じていましたが、韓国の文化を理解し、その中に溶け込み、地元の人たちと自然に交流できるようになった今の自分の姿は、今後の自分自身への励みにもなると思います。
コロナ禍の留学で予想外に苦労したのが、外国人登録証の取得でした。365体育备用网址_365体育博彩-直播|官网の影響で1日に申請できる人数が限られていたため、私の場合は発行までに約3カ月かかりました。外国人登録証が無い間は、本人確認ができないためネットショッピングや電子マネーが使えず、また入店する際に必要なQRコードも発行できなかったので、行動制限を強いられることが多々ありました。
私の留学先での楽しみ方
授業で知り合った友達がダンススタジオを紹介してくれたことをきっかけに、ソウルにあるバレエ教室に通い始めました。幼い頃からクラシックバレエを習っていたのですが、レッスンに通うのは約4年ぶりでした。バレエ講師だけでも30人程が在籍し、韓国全土から生徒が通う大規模なそのスタジオには、梨花女子大学の舞踊科専攻の学生も多く通っているようで、毎回のレッスンのレベルが高く驚きました。中にはバレエ団に所属しているプロの方や世界的なバレエコンクールに出場した方と一緒のレッスンもあり、「これはバレエ留学に来たといっても過言では無い…」と思いながら必死についていきました。あまりにもレッスンにだけ集中してしまうので、そのスタジオでの写真が1枚も無いのが残念です。
また、冬休みを利用して韓国国内の旅行にも出かけました。ソウルから韓国高速鉄道(KTX)に乗って2時間ほどの距離にある江陵では、ドラマ「トッケビ」の撮影地である海岸や地元の市場、有名な「江陵コーヒー通り」を訪れたり、初めて見る雪の積もった砂浜を歩いたりしながら癒しの時間を過ごしました。2度目の旅行ではグルメの町、全州(チョンジュ)を訪れました。食べ物はもちろんですが、韓国の伝統家屋が連なった町の風景がとても美しく、そこを歩いているだけでも来た甲斐があったと思えるほどでした。地元の福岡や秋田での生活に慣れている私にとっては、ソウルの喧騒から少し離れ、落ち着いた雰囲気のある地方を訪れたことでとても良い気分転換になりました。
留学中に出会えた、忘れられない景色と瞬間
些細な事ですが、春学期の初日に沢山の学生がキャンパスに集まっている光景が忘れられません。まるで夢の中にいるような不思議な感覚でした。梨花女子大学の周辺は365体育备用网址_365体育博彩-直播|官网の影響で多くのお店が閉店し、学生はオンライン授業であまりいないうえ、ソウルの冬の寒さと相まって、キャンパス全体に寂しい雰囲気が漂っていました。しかし、春学期からは対面授業も増え、学生たちが帰ってきたキャンパスは今までの印象とは全く違い、活気を取り戻してキラキラと輝いて見えました。その時、「やっと梨花女子大学の本来の姿を見ることができた」と思いました。
いまある環境に感謝を
韓国では徐々に行動規制が緩和され、以前までは必須だった入店前のQRコードやワクチンパスの提示、営業時間や入店可能人数の制限、また室外でのマスクの着用の義務等が廃止されています。私は韓国に来てからワクチン接種をしたのですが、2回目の接種が終わるまでは友達と外食することができませんでした。その時期から考えると、パンデミック前の日常に戻りつつある今の状況はとてもありがたく感じます。これから留学に行かれる方はもっと制限の少ない環境下で留学生活を送ることができると思います。ぜひその環境を最大限に活用して過ごしてください!
国際センターから冬の寒々しく寂しいキャンパスにも、新学期には学生たちが戻りにぎやかになる様子は毎年の光景ですが、コロナ規制の緩和でよりドラマチックにキャンパスの様子が替わる状況はAIUにも当てはまりますね。再び留学生とともに学べる環境で魚屋さんの帰りを待っていますよ!
国際教養大学ではコロナ禍で2年間、対面での交換留学が実施できませんでしたが、日本の入国制限緩和に合わせて今年5月以降、留学生の受け入れを再開しています。
英語版ウェブサイトでは、そんな留学生たちの本学での留学体験記を「Student Voice」として紹介しています。オンライン留学の期間も含めて、定期的に更新していますので、ぜひこちらもご覧ください。