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「知事と県民の意見交換会」に本学学生が出席
7月1日(金)、秋田県が開催した「知事と県民の意見交換会」に本学学生の本多 俊貴さんが出席しました。
この意見交換会は、秋田の県政運営に県民の様々な声を反映させることを目的とし、事前に設定されたテーマに沿って、佐竹知事と県民とで直接、意見交換を行うものです。今年は秋田県立大学を会場に、開催されました。
今回は本学を含め県内の6大学から1名ずつ学生が参加し、「アフターコロナの社会生活とは!?若者が予想する社会を考察する?」というテーマのもと、意見が交わされました。
コロナ禍で学生生活を送ってきた学生たちは、社会の変化や現状をどう捉え、自身の将来、またアフターコロナの社会についてどのような展望をもっているのかを、それぞれの立場や視点から考察しました。
ここでは、本多さんの意見の一部を抜粋しご紹介します。
アフターコロナの社会では、コロナ以前の社会と比べ、多様な生活スタイルが生まれ、それぞれの人が自分に合った生活スタイルを追及していくようになると感じています。言い換えると、「自分を生活の中心において、暮らし方や働き方を考えていくことが主流となる社会」という言い方ができると思います。
そのなかでの課題は「お互いがそれぞれ異なる生活スタイルを受け入れて、尊重しあいながら生活していけるか」という部分ではないかと思います。例えば、テレワークの是非に関しても「良いか悪いか」の軸で議論するのではなく、「その人個人に合うか合わないか」という視点で議論することによって、相手に求めすぎることなくお互いの違いを受け入れられる、そして多様性を認め合える、寛容な社会に近づけると思います。
加えて、そんな社会の実現には「様々な暮らし方や働き方に対して、行政や会社などが柔軟に支援することができるか」という課題もあると感じています。これまであまり主流ではなかった生活スタイルを自分自身が取り入れたいと思ったときに、行政や会社が迅速かつ柔軟に対応し支援をしてくれるのかは、若者目線で少し不安を感じています。
こうした視点を持てるようになったのは、コロナ禍で学生生活を送りながら就職活動を経験し、自身の将来の生き方についてじっくりと考えることができたからだと思っています。
また、他の学生からは「コロナ禍で見えてきた『良い視点』が秋田の地域社会に定着していってほしいと思う」「医療現場は、一人の行動が与える周りへの影響が大きいため、医療従事者の心の負担を和らげるようなサポートが必要」「将来の秋田にとって大切な人材(若者)が自分らしく生きられるよう、社会全体でサポートできる体制を築いてほしい」など、身の周りの人たちや自身のエピソードも交え、意見が述べられました。
そうした学生の声に対して佐竹知事からは「多様性が認められる社会では、情報格差や経済格差などが生じる恐れもある。そうした格差解消に向けて、行政としてどのように対応していくか」「社会の変化を一番感じていけるのは皆さんのような若者世代、何歳になっても学ぶことを諦めず、難しい状況を良い方向に自ら変えてゆける力を養ってほしい」との言葉がありました。