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私のオススメ授業紹介:ビジネス現場のデジタル?コミュニケーション(伊藤 志帆さん)
国際教養大学の際立った特長の一つが「すべての授業を英語で開講していること」です。ただし、本学は「英語を学ぶ大学」ではありません。「英語で学び、英語で考える大学」です。
また、本学は一貫して少人数教育を徹底しています。教員と学生のコミュニケーションの機会を増やすことにより、自ら考え、意見を主張できる能力を磨いてもらうことを目的としています。
この「私のオススメ授業紹介」では、学生自身が「おもしろかった!」「ためになった!」「ぜひ受験生のみなさんにも学んでほしい!」と思った授業を、学生自身の言葉で紹介する企画です。
今回は伊藤 志帆(いとう しほ)さんのオススメ授業をご紹介します。
2度目の授業紹介となる今回は、AIUの授業の中でも「授業内容が実用的で興味深い!」と感じた「ビジネス現場のデジタル?コミュニケーション」という授業をご紹介します。
科目情報
- ENG171 ビジネス現場のデジタル?コミュニケーション
- 教員:長沼 奈絵子 准教授
- 単位数:2単位
実践的な授業を期待して
「興味深い内容でおすすめだよ!」と先輩から教えてもらいました。その後にシラバスを読んでみると、「この科目は実践的に勉強できそう!」「今後いろいろな場面で役に立ちそう!」と思い、受講を決めました。(前回の授業紹介でもお話ししましたが、シラバスを読んでみることは面白い!そして受講するにあたってとても大事!という私の気持ちが皆さんに少しでも伝わっていたら嬉しいです。)
ビジネス現場でのコミュニケーションを知る
この授業では、教科書内に書かれた様々なシナリオに沿って、ビジネス現場での適切なメールや手紙の書き方などコミュニケーション方法を学び、考えていきます。英語でメールを送る際、まずは何から書き始めるのか?相手に初めて会った後はどんなメールを送るのが適切か?相手に謝罪をしなければならないときはどのような書き出しが適切か?同僚にメールを送る際、上司にメールを送る際、または取引先にメールを送る際はそれぞれどのように書き分ければいいのか?そしてメールだけでなく、手紙でコミュニケーションをとる際、便箋のどの位置に何の情報を書かなければいけないのか?この授業を受講することで、これらの疑問を全て解決できます!
オススメポイント
1.学んだことをすぐに実践できる
まずはなんといっても内容がとても実用的です。先ほど説明した「教科書内の様々なシナリオ」は、ビジネスシーンに即しているので、実際に自分が社会人になり、英語でビジネスコミュニケーションをとる際にどのようなことに気をつけたらいいのかを学ぶことができます。AIUに在学している皆さんの中で、教授にメールを送る際、「どのように文章を構成すれば丁寧でわかりやすいメールになるのか毎回悩む!」という方はいませんか?この授業に出会う前の私はまさにその一人でした。私と同じように悩んでいる学生の皆さんには是非この授業を受講してほしいです。
2. グループワークを通じて新たな気づきに出会える
AIUの多くの授業ではグループワークが取り入れられていますが、この授業は特にグループで活動する時間が長いです。最初にシナリオに沿ってグループメンバーとメールを作成し、最後にクラス全体で各グループの作成したメールを添削?推敲します。同じシナリオを想定してメールを作成するので、全く同じメールが完成するのかと思いきや、各グループごとに説明の仕方、使う単語が全然違い、また気を遣っていた点も全く違いました。同じ事実を伝えるための1通のメールで、ここまでグループの色が反映されるものなのか!と衝撃的だったことを覚えています。他のグループのメールと見比べながら、自分では気づけなかった、気を配るべき点に気づくことができることも多々ありました。
3. メールや手紙の書き方からビジネス文化の違いを知ることができる
オススメポイント2と少し似ていますが、この授業では米国式と英国式の両方のメールの書き方を学びます。同じシチュエーションであっても、言葉遣いや事実の伝え方にそれぞれの特徴がありました。そして相手に求める行動をどのような表現で導くのかを知り、その違いから各国のビジネス文化の違いを感じたことはとても刺激的でした。「ことば」も文化の一部であることを改めて認識するきっかけになりました。
ビジネス英語を使う人、使いたい人にオススメ!
この授業は、将来英語を使う職業に就きたいと考えている人、またアメリカやイギリスのビジネス文化を知りたい人、そして教授とのコミュニケーションに悩んでいる方にお勧めしたいです!