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本学客員教授が2023年度農業農村工学会賞?著作賞を受賞

本学の石川 薫 客員教授(国際教養学部 グローバル?スタディズ領域)の著書『アフリカから始める水の話』(石川 薫、中村 康明共著、勁草書房)が2023年度農業農村工学会賞?著作賞を受賞しました。

学会賞授与式は、2023年8月29日(火)愛媛大学城北キャンパスの南加記念ホールにて執り行われる予定です。

石川 薫、中村 康明共著『アフリカから始める水の話』(勁草書房)

石川 薫、中村 康明共著『アフリカから始める水の話』(勁草書房)

ISBN:978-4-326-24852-0

石川 薫 客員教授の受賞コメントをご紹介します。

拙著『アフリカから始める水の話』(石川 薫、中村 康明共著、勁草書房)が2023年度農業農村工学会賞?著作賞を受賞いたしました。多くの方々のご指導ご鞭撻の賜物と深謝しております。

水は命の根源ですが、世界各地でないがしろにされ、また不衛生な水が原因で毎日1400人もの5歳未満児が命を落とし、国際河川では大国の「正義」がまかり通るなど、外交官および大学教官としての数十年の経験に基づく本論を執筆しました。さらに、日本の地方の現場で実際に汗をかいてきた農村振興技術者の中村 康明 氏が、古来日本の水関係のプロジェクトがいかに「食」と「命」をつないできたかを各章末尾においてコラム形式で紹介しています。

ヒト(や動物)が容易に使える水は地球上の水のわずか0.01%にすぎないとの厳しい現実を想起しつつ、わずか250年間でその数を10倍に激増しているヒトという種が母なる自然への畏怖と敬意をそろそろ思い出してもよい時期に来ているのではないでしょうか。

こちらの書籍は、本学の中嶋記念図書館で利用できます。