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映画上映会「めぐみへの誓い」を開催しました
2024年6月7日(金)、映画上映会「めぐみへの誓い」を開催しました。この上映会は「北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会(救う会秋田)」のご協力を得て、本学グローバル?スタディズ領域長の水野 智仁教授の企画により実現しました。
映画「めぐみへの誓い」は、1977年に発生した北朝鮮による横田 めぐみさん拉致事件を描いた作品です。2021年当時、「北朝鮮拉致事件」をテーマにした日本映画がまだ一本も存在していなかったことから民間支援だけで映画を製作し、またその撮影の7割が秋田県内で行われました。拉致を疑われている行方不明者の中には秋田県民も含まれており、県による啓発運動を後押しするべく、昨年10月には、県内の大学としては初めて本学で上映会を実施し、今回は英語字幕付きで上映されました。
冒頭、水野教授より、横田 めぐみさんを含む北朝鮮による日本人拉致事件や今も残る課題、本作品の概要について、外務省の公表した資料などを交えたブリーフ?レクチャーがありました。
本編は、拉致事件により突然平和な家庭が引き裂かれた家族のドキュメンタリーです。上映後はテーマの重々しさに圧倒されたのか、うつむく学生や静かに考えをめぐらす学生の様子が伺え、しばらくして自然に拍手が起こりました。
参加者した学生や教員の声をご紹介します。
ARMOUR Alexanderさん(交換留学生)
めぐみさんの拉致に関する一連の出来事、特に、めぐみさんの状況が他の多くの罪のない日本人(そして世界中の)拉致被害者が経験しなければならなかったことを目の当たりにし、ひどく気が滅入りました。しかし、めぐみさんの母親が、自分の娘や他の拉致被害者が日本に帰ってくるのを見届けるために戦い続けるという決意、ほろ苦い希望のようなもので映画が終わったのは良かったです。この意思や希望は、世界中の誰もが等しく持っているものでしょう。私は、この問題が世界各国の政府によって引き続き追及され、拉致被害者全員が家族のもとに戻れることを願っています。
※実際のコメントは英語ですが、ここでは意訳した日本語を掲載しています。
日本語プログラム 高橋 里帆先生
北朝鮮にいる拉致被害者と、日本にいる被害者家族の双方の視点から、それぞれの苦しみが描かれており、観ていて心が痛みました。北朝鮮による拉致は人道上許されない犯罪行為であり、早急に解決されなければならない問題だと改めて思いました。沢山の人がこの映画を観ることで、拉致問題への関心が高まり、拉致問題の解決?被害者の帰国につながるのではないかと思います。