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私のオススメ授業紹介:社会的企業論(藤原 彩乃さん)

国際教養大学(AIU)の際立った特長の一つが「すべての授業を英語で開講していること」です。ただし、本学は「英語を学ぶ大学」ではありません。「英語で学び、英語で考える大学」です。

また、本学は一貫して少人数教育を徹底しています。教員と学生のコミュニケーションの機会を増やすことにより、自ら考え、意見を主張できる能力を磨くことを目的としています。

この「私のオススメ授業紹介」では、学生自身が「おもしろかった!」「ためになった!」「ぜひ受験生のみなさんにも学んでほしい!」と思った授業を、学生自身の言葉で紹介する企画です。

今回は藤原 彩乃さんのオススメ授業第2弾をご紹介します。

藤原 彩乃さん
藤原 彩乃さん

科目情報

  • ECN354 社会的企業論
  • 教員:早坂 昌彦 客員教授 
  • 単位:3単位

履修した理由

大学でさまざまな視点から社会について学ぶ中で、ビジネスを通じた社会課題の解決や企業の社会貢献に関心を持つようになりました。社会起業家が社会課題をどのように捉え、ビジネスでどのように持続的に解決していくのか、その基本的な考え方を学びたいと思い、この科目の履修を決めました。

学びは理論から応用まで

この科目の魅力は、「起業の理論を学ぶこと」「社会起業家の話を実際に聞くこと」「得た知識を自ら実践に繋げること」の3つの側面から、社会起業について学ぶことができることです。理論を学ぶ段階では、社会課題を持続的に解決するにあたって、課題の見つけ方や捉え方、資源の活用方法、解決策の評価の仕方などを、クラスメイトとのディスカッションを交えながら学びます。また、AIU卒業後、実際に起業家として社会課題に取り組んでいる卒業生の方々の講演を聴く機会が学期を通してたくさんあります。AIUでの学びを経て、どんな社会課題に直面し、どのように考えビジネスを始めるに至ったのかについて聞く機会は、非常に貴重な経験だと感じます。

学期の後半には、授業で学んだ理論や社会起業家の方々の経験談をもとに、解決したい社会課題を見つけるところから始まります。そして、その課題を解決する方法や課題を持続的に解決するためのビジネスモデルについて、グループで議論し、ビジネスプランを作成していきます。理論や経験談を実際のビジネスプランに落とし込むことで、学びがさらに深まっているように感じます。また、留学生を含むさまざまな視点を持つグループメイトと一緒に活動する中で、課題解決策を模索するための視野が広がるのを実感します。

最終プレゼンテーションで発表したビジネスプランの一部の画像
最終プレゼンテーションで発表したビジネスプランの一部

授業のユニークなポイント

理論を学び、経験者の話を聞き、応用して考えるだけでなく実際に課題に対する解決策を提案することで、社会起業への理解や学びが深まることだと思います。大学の授業では、さまざまな社会課題やそれに対して施行されてきた解決策を学ぶことが多いと思いますが、この授業では、理論や過去の事例をもとに自ら課題に対する解決策を考え出す点がこの授業のユニークさだと思います。

どういう人にオススメしたいか

将来、起業したいと考えている方にはもちろんのことですが、身の周りにある問題の捉え方や解決策を導く方法を考えるといった「デザイン思考」を学びたい方にもオススメしたい授業です。この科目では、身の周りにある資源を活用して課題を創造的に解決する思考のプロセスを、秋田の地域課題やAIUでの学生生活で直面する問題、さらには個人的な悩みなど、具体的で身近な例を用いて学んでいきます。この思考過程は、起業をする際にも役立つと思いますし、日常生活で出会う小さな課題を解決する際にも活用できるものだと思います。