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私のオススメ授業紹介:東南アジアの政治と社会(小久保 茉央さん)

国際教養大学(AIU)の際立った特長の一つが「すべての授業を英語で開講していること」です。ただし、本学は「英語を学ぶ大学」ではありません。「英語で学び、英語で考える大学」です。

また、本学は一貫して少人数教育を徹底しています。教員と学生のコミュニケーションの機会を増やすことにより、自ら考え、意見を主張できる能力を磨くことを目的としています。

この「私のオススメ授業紹介」では、学生自身が「おもしろかった!」「ためになった!」「ぜひ受験生のみなさんにも学んでほしい!」と思った授業を、学生自身の言葉で紹介する企画です。

今回は小久保 茉央さんのオススメ授業第2弾をご紹介します。

こんにちは、2021年入学の小久保 茉央です。AIUの授業は、毎回最初「ついていけるかな」と不安になりますが、クラスメイトと助け合って、気が付けば1学期があっという間に過ぎていきます。今回は、その中でも特に記憶に残っている授業を紹介します。

小久保 茉央さん
小久保 茉央さん

科目情報

  • PLS367 東南アジアの政治と社会
  • 教員:ノア?ケオネ?ヴィエルネス 准教授
  • 単位数:3単位

履修した理由

タイへ旅行したことをきっかけに、東南アジアに興味を持ちました。観光で知ることができる部分だけではなく、現地の人々の暮らしや文化をもっと深く理解したいと考えていたところ、東南アジアについて学べる授業があることを知りました。また、映画や映像メディアを通じて学ぶことにも興味を持っていたので、この授業を履修しました。

映像を通して学ぶ東南アジアのリアルと国家間の関係性

この授業では、普段あまり目にすることのない東南アジアのドキュメンタリー映画を数多く鑑賞しました。例えば、ベトナムの先住民族の村に原子力発電所を建設する政策に対した地元住民の声や、政治権力によって国を追われ、異国の地で故郷に想いを馳せながら暮らすシンガポールの人々を映した作品など、社会問題や政治的背景を描いたドキュメンタリーが中心でした。映像だからこそ伝わる空気感や、街の音、表情の変化がダイレクトに伝わってくる点が印象的でした。最初は、各国の歴史に関する前提知識が不足しており、授業についていくことに苦労しましたが、映像を見ることでより具体的なイメージを描くことができました。

また、東南アジアのそれぞれの地域について学びながら、国家間の関係性をより大きな枠組みで俯瞰できる点がこの授業の魅力です。東南アジア諸国は、歴史的には植民地支配や戦争を経て地理的な国境が変化しながら、さまざまな政治的?経済的な関係性が生まれてきました。その影響は現在も続いており、国家間の協力や対立の背景を学ぶことで、現代の政治情勢をより深く理解できる機会を得ることができました。

授業を履修した感想

東南アジアの国家間の関係性を学ぶことで、歴史と現代政治のつながりをより実感できました。過去の出来事が現在の国家間の関係に影響を及ぼしていることを知り、国際関係を理解する上で、歴史の知識が不可欠であることを再認識しました。

この授業を履修したことで、映像を通じた文化研究の可能性にも興味が湧きました。単に知識を得るだけでなく、新しい視点で世界を見る力を養うことができました。

また、この授業の最後の課題では、エッセイまたはデータビジュアライゼーション のどちらかを選択することができました。私は、授業で「パッタイ」というタイ料理がタイ政府の文化政策の題材のひとつであることを知り、食とナショナリズムの関連に興味を持ちました。そして、課題では、東南アジア全土のチキンライスと、それぞれのCulinary National Identity(料理のナショナル?アイデンティティ) をビジュアル化することにしました。チキンライスは、シンガポールの海南鶏飯、マレーシアのナシアヤム、タイのカオマンガイ、ベトナムのコムガーなど、東南アジア各国で独自のスタイルを持っていて、どの国も「自国の料理」として誇りを持っている面白い料理です。実際には中国の海南島をルーツに持ち、各国の文化と融合しながら発展してきた料理という点に着目し、地図を用いたビジュアライゼーションを行い、それぞれのチキンライスの特徴や歴史的背景を比較するというプロジェクトを行いました。

このプロジェクトを通じて、料理もまたナショナル?アイデンティティの形成に関わる重要な文化的要素であることを実感しました。さらに、今回データビジュアライゼーションを用いたことで、その効果と可能性に気づくことができ、今後の研究にも応用できると感じました。

この授業は、単に東南アジアの政治や社会を学ぶだけでなく、映像メディアやデータビジュアライゼーションを活用したアプローチを学ぶ貴重な機会となりました。映像を通じて学ぶことの面白さを再認識すると同時に、料理のような日常的要素からも歴史や文化を読み解く視点を得ることができました。

この授業をオススメしたい人

特に、国際関係や政治学に興味がある人にオススメしたいです。東南アジアの国々がどのように協力し、時には対立してきたのかを学ぶことで、現代の国際関係をより深く理解できます。国と国の関係が歴史の中でどのように変化してきたのかを映像を通じて学ぶことで、政治や外交をより身近なものとして考えられるようになります。

また、この授業はドキュメンタリー映画や映像を通じて社会や文化を学びたい人にもオススメです。映像から得られる情報と、授業で学んだ知識や歴史を繋げて考える体験は新鮮で面白かったです。