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Global Leadership Camp 2025を開催しました

2025年3月24日(月)から28日(金)までの5日間、全国から国際教養大学に集まった中高生42名が参加したGlobal Leadership Camp 2025を開催しました。

このキャンプは次世代を担うリーダーの育成を目的とし、国際教養大学と一般社団法人One Young World Japan Committeeが共催し「縮小する社会における地域の持続可能性」をテーマに開かれました。参加者の中高生たちは、秋田や世界で活躍している企業人、研究者などの講義に加え、秋田県南秋田郡五城目町でのフィールドワークを通して地域社会?文化?産業?暮らしなどの現状と展開を実体験したうえで、チームでの議論を経て、これからの地域社会に向けた新たな提案を英語でプレゼンテーションする課題に取り組みました。

基調講義?フィールドトリップ

キャンプではフィールドトリップに向けて、本学のグローバル?スタディズ領域 工藤 尚悟 准教授による基調講義「人口減少時代の持続可能なまちづくり」が行われました。キャンプの課題として設定された、これからの地域社会に向けた提案の問題提起に先立ち、工藤 准教授は人口減少を含む「縮小する社会」とはどのようなものかを本質的?多面的に捉え、社会問題としてではなく「現象」として見つめ直す重要性を強調しながら、自身が研究活動の拠点としている五城目町でのまちづくり?場づくりのさまざまな事例を紹介しました。

続くフィールドトリップでは、五城目町の住民?行政関係者?企業人などさまざまなフィールドで活躍している方々とその活動拠点を訪れました。参加者たちは、旧馬場目小学校の校舎をリノベーションした五城目町地域活性化支援センター「BABAME BASE」、地域の森林資源とデジタルファブリケーションを活用した建築で住民も施工に参加した集合住宅「森山ビレッジ」、五城目町で約530年続き現在は幅広い世代の出店や訪問でにぎわう露店市「五城目朝市」、地域に開かれた学校を目指し計画された「五城目小学校新校舎」などを訪問し、地域社会におけるさまざまな取り組みを現場で体験しながら多様な活動について直接説明を受けるとともに質疑により理解を深めました。

グローバル?スタディズ領域 工藤 尚悟 准教授による基調講義
フィールドトリップに先立ち「縮小する社会」とはどのようなものかを考え直します
ハバタク株式会社 代表取締役 丑田 俊輔さんによる事例紹介
五城目町地域活性化支援センター「BABAME BASE」の見学
集合住宅「森山ビレッジ」の見学
「五城目小学校新校舎」の見学

プレゼンテーションスキル/アンバサダートーク

本学の英語集中プログラム 田金 雄一 助教は、良いプレゼンテーションを行うためのスキルに関する講義を行いました。参加者たちは効果的なプレゼンテーションの特徴を具体的に学び、スキルを身につけるための実践的なセッションに取り組みました。

また、アンバサダートーク?特別講義では、One Young Worldアンバサダーで株式会社イリス 宮内 菜奈子 代表取締役と秋田酒類製造株式会社 古木 吉孝 専務取締役にご登壇いただき、宮内代表は日本酒の魅力を海外へ発信するための起業活動について、古木専務は「高清水」で知られる秋田の酒蔵で取り組んだデジタル技術を駆使する製造行程の制御自動化や革新について特別講義を行いました。

英語集中プログラム 田金 雄一 助教による講義
One Young Worldアンバサダー?株式会社イリス 宮内 菜奈子 代表取締役による講義
秋田酒類製造株式会社 古木 吉孝 専務取締役による講義
日本酒という産業に関して、二人の登壇者に質疑する時間を設けました

プレゼンテーション大会

参加者たちは10のチームに分かれ、5日間のさまざまなプログラムやチームでの議論や情報収集、議論を経て、最終日には地域社会に向けた新たな提案を英語でプレゼンテーションする大会に挑みました。審査委員として株式会社麻生 麻生 泰 代表取締役会長、One Young World Japan 今西 由加 理事を迎えたほか、本学の工藤 准教授と田金 助教の4名が10チームのプレゼンテーションに対する多角的な質疑と審査を行いました。

プレゼンテーション大会の様子
プレゼンテーション大会の様子
審査委員の麻生 泰 会長
審査委員の今西 由加 理事

参加した学生たちは「教育」「伝統工芸」「移住」「空き家」「食」「メタバース」「リーダーシップ」「地域開発」などそれぞれの視点でテーマを設定し、これからの秋田や地域の未来像を描き地域社会に向けた新たな提案を発表しました。大会の1位のチームには、秋田酒類製造株式会社の協賛による賞金が贈呈されました。

発表後の総評で本学のモンテ?カセム学長は「プレゼンテーションを通して若い世代にしかできない発想とそれを裏付ける情熱を確認し、皆さんの努力に感心した。皆さんの想像力と行動力で、ぜひこれからの社会を担うリーダーになってほしい」とコメントしました。参加者からは「今後、教育と地方創生をかけ合わせたプロジェクトに取り組みたい。目標を実現するためのヒントがたくさん得られた」「自分のやりたいことをもっと自由に追求する勇気を得ることができた」「地元に誇りをもって貢献したいという意思を強く持った」などの感想が寄せられました。