4大学連携協力事業のロゴマークが決定しました

秋田県内の国公立4大学（秋田大学、秋田県立大学、秋田公立美術大学、国際教養大学）は、地域の発展に寄与することを目的とした連携協力事業に取り組んでいます。今年度は秋田公立美術大学が幹事校となり、4大学連携協力事業のロゴマーク制作を行いました。4大学混合の5チームが提案したデザインの中から、一つのデザインが採択されました。

デザインの実践ワークショップ

ロゴマークの制作は、学生の密な交流と制作の機会を創出する「デザインの実践ワークショップ」の形式で行われました。

ワークショップは、秋田公立美術大学の石川昌准教授によるグラフィックデザインの基礎講義とチームに分かれてロゴを制作する構成で行われました。参加学生は、ビジョンや価値創造の視点からコンセプトを考える制作のプロセスを学びました。その後、4大学混合の5チームに分かれて、コンセプトの策定から図案化まで、一連のプロセスに沿って活動が行われました。ワークショップの最後に、各チームからロゴ提案の発表が行われ、石川准教授からのフィードバックを受けてデザインのブラッシュアップに取り組みました。

最終審査会

後日開催された最終審査会で、石川准教授が専門的知見に基づき各チームの提案を審査し、本事業の顔となるロゴマークとしてCチームのデザインを採択しました。

デザインに込められた思い（発表資料より）

ロゴを作るにあたり、「活気」「専門性?個性」「交流」の三つが重要な要素であるとし、「イベントを増やし、世代を超えて県内に賑わいを生み出す」という具体的な将来像を定めました。

4Uには秋田の「4大学」と 「for you （あなたのために）」がかけられています。秋田の4大学が集結し、個性や考えが重なり合う様子を四つの形の異なるお椀のような形で表現しています。ひとつひとつの図形は人の口のようにも、あるいはカップのようにも捉えることができ、 「話し合い」 「盃を交わす」という場を表現し、飲み物を片手に大学生同士のアイデアの交流が進む場になることを表現しています。この事業が4大学の学生が賑やかに話し合う暖かな場になってほしいという願いを込めています。

ワークショップの成果と今後の展望

今回のワークショップを通じて、学生からは「他大学の学生と協働することで新しい視点や知見を得られた」「ロゴマーク作成にあたっての考え方、特に将来像や価値等から考えるプロセスは今後の人生でも役に立つ」といった、協働と学習の機会に満足した声が寄せられました。今回採択されたロゴマークは、今後の4大学連携協力事業の広報活動などに活用される予定です。