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学生活動
【テーマ別ハウス】ウェルビーイングハウス、Legoハウスの活動レポート
国際教養大学では、キャンパス内での生活もリベラルアーツ教育の一環と捉え、日常生活の中でもさまざまな学びを促すことを目指し、「テーマ別ハウス」を導入しています。共通のテーマに関心を持つ学生たちが同じ学生宿舎で生活しながら活動を行うもので、テーマ別ハウスのメンバーは、1学期もしくは2学期間の共同生活を通じて、テーマに沿ったイベントの企画?運営に取り組みます。
今回は6つあるハウスの中からウェルビーイングハウスとLego(多言語学習)ハウスの今年度の活動について紹介します。
ウェルビーイングハウス
このハウスは、ウェルネスについて総合的に学び実践することで、AIUの学生が心身の健康や社会的なウェルビーイングを高めることを目的としています。ハウス内で行われる多様な活動や日々の習慣には、心身の健康を保つための有効性が科学的に実証されているものを取り入れています。
メンバーは、ウェルビーイングやウェルネスに関する知識を深めるだけでなく、ヨガや瞑想、ポジティブ心理学、神経科学、ストレスやエネルギー管理などについて学び、さまざまな活動やワークショップを通じて、その学びを仲間やAIUコミュニティ全体と共有する機会を得ます。
また、メンバー自身が主体的に活動を企画?運営し、AIUコミュニティのウェルビーイング向上に貢献できる「チェンジエージェント」としての役割を担うことも期待されています。
ウェルビーイングハウスの活動を通じて、メンバーは自らの無意識的な思考習慣に気づき、困難に直面したときに活用できる「セルフケアマニュアル」を作り上げていきます。これは、人生を支えてくれる大切なツールとなると思います。
以下、いくつかのハウスイベントを紹介します。
ヨガ?セッション
ヨガ?セッションは、参加者がインストラクターの指導のもと、身体の動きにじっくりと集中する時間です。この体験を通じて、学期の最も忙しい時期にも、身体的?精神的健康のために時間を取ることが重要であるということを学びました。ヨガ?セッションは学期に複数回実施しています。

マインドフルネス?メディテーション(瞑想)
このセッションでは、参加者全員が穏やかで落ち着いた時間を通して、心と身体が密接に関係していることを学びました。畳の上で仰向けになりながらの瞑想も楽しみました。このメディテーションセッションも学期に複数回実施しています。

大龍寺バストリップ
このバストリップではお寺に到着すると、まず外のエリアを少し案内していただき、そのエリアにある仏像などについて学びました。その後、境内や美しい庭園を見て回りました。昼食後は少しの間瞑想を行い、続いて各自でマンダラを作成しました。完成したマンダラについて、それぞれがその意味を発表しました。さらに、お寺全体のより大きな案内ツアーがあり、その中では大きな鐘など、実際に使われている道具に触れる機会もありました。

Legoハウス
このハウスでは、AIUの外国語授業で扱われていない言語も含め、さまざまな言語に触れる機会を提供しています。言語を学び、教え合うことを通じて人と人とのつながりを築き、学内における国際的なコミュニケーションを促進することを目的としています。また、言語とともに文化や哲学、芸術といった幅広い知識を深め、言語を学ぶ楽しさを共有することを大切にしています。
活動としては、特定の言語やテーマに関心を持つメンバー同士でグループをつくり、週に一度学習セッションを行っています。さらに、学期中に数回、ハウス全体でのミーティングを開き、各グループの学習内容を共有したり、特定の言語や関連テーマに関する講義やコロキウム(※)を実施しています。
また、AIUの教員や学生、あるいは外部の方を招いた公開講義を開催し、対象言語に関連する文化や歴史、地理なども学ぶ機会を設けています。学外での言語関連イベントへの参加も積極的に行い、学びの幅を広げています。
日常生活の中でも言語学習を積極的に取り入れることを重視しており、暮らしの中に多様な文化や言語、挨拶を取り入れることで、言語と文化を融合したリベラルアーツを体現しています。
※コロキウム(ラテン語:Colloquium):学術的な議論や対話を行うための会議や集会
以下、いくつかのハウスイベントを紹介します。
ゲストスピーカーによる特別講演
NHKにて長年ドキュメンタリー製作等に携わった後、現在はフィルムスタディーズ(映画研究)の研究者として活動している池純一郎氏をお招きし、レクチャーをしていただきました。
第一部では、実際にハウスメンバーがインタビューを受け、その録画をもとに池さんが編集した動画をみんなで鑑賞し、制作者が作るナラティブ?物語について考えました。第二部では、実際の映画作品を例に、編集、構図、関係性の描写の3つの視点から映画の「ことば」について学びました。いわば映画の文法に触れながら、映画を構造的に鑑賞することを体験しました。第三部では、引き続き作品を参照しながら、ハリウッド?非ハリウッド映画の語りのパターンを比較?分析しました。「人間とは」、「言語とは」という究極的な問いにもつながる、奥の深い内容でした。

アラブ語レクチャー
アラブ語を母語とする本学の学生にアラブ語レクチャーをしてもらいました。アラブ語の発音、歴史や文字について参加者は学びを深めることができました。参加者たちにとって、アラブの言葉や文化についてより深く知りたくなるきっかけとなりました。

スウェーデン語レクチャー
スウェーデン語を母語とする本学の交換留学生にレクチャーをしてもらいました。スウェーデンやスウェーデン語についての基礎を学ぶことができました。本学には、さまざまなルーツを持つ学生がいるため、そうした環境を活かし互いの母国や母国語を教え合うことで、言語や文化に関する学びを深めています。


今後も、ハウスの活動の様子を発信していきますのでぜひご覧ください。